驟雨は降り止まない
どうも!もぎこです。
文章なんていくらでも書けるとおもっていたけれども、否、いくらでも出てくるのだけれども、そこに中身を伴わせるのは難しいものですね。
別に文章の長さはどうでもいいのだけど、後で読み返した時に自分がつまらない文章だと私のテンションが下がります。
どこまでこのブログ毎日更新を続けられるものなんだろうかと思いつつ、結局書いていて、読んでいてつまらないものになってしまうくらいなら、月1ペースとかゆるりとしたものでもいいのだと思っています。
さて、今回は少しだけ神経情報論、いわゆる「心理学」についての小話です。
みなさんはジャパニーズスマイルという言葉を聞いたことはありますか?
直訳すると、してしまうと、日本人の笑顔ですね。
なんだこれと思われた方が多いんじゃないかと思いますので少しずつ説明を。
これは日本人特有の遺伝される特性の一つでして、かつての日本ではよく見られていた現象です。
かつての、というのがポイントで、現代の日本人にはその傾向がみられくなった特性です。
どんな特性かと言いますと、、、
・悲しいときに泣き笑いする
・怒っているときに笑う
・苦しいときに笑う
・辛いときに笑う
マイナスの感情が発生しているときに、なぜか真逆の笑顔になってしまうという現象です。
実際には悲しいことが起きていても、笑顔をむりやりにでも作ることで、心を守ろうとする防衛本能みたいなものです。
表情は笑っている ⇒ 嬉しいことがおきている ⇒ 心も体につられて嬉しくなろうとする ⇒ マイナスをプラスで打ち消そうとする
少し昔を思い出してみてほしいんですが、小学校のときに先生に叱られているクラスの生徒がいたとします。
先生に叱られているのにヘラヘラと笑っている人、いませんでした?
居たと思います(居なかった人はごめんて)。
それです、そういう人のことです。
この特性は江戸時代のころまでは日本人の多くによく見られていたのですが、現代ではほとんど見かけることのない絶滅危惧種です。
どうして江戸時代かと言いますと、その頃はまだ人前での公開処刑や切腹が刑として存在していました。
その時に、その様子を見ていた外国人が書いた日記が残されていて、切腹しながら笑っている日本人を「CRAZY!!」と述べている記述があります。
そうやって昔の日本人は死へのつらさや痛みを、笑顔になることで打ち消そうとしていたみたいです。
ですが、処刑などとともにその特性は淘汰されていって、いまでも遺伝子にその特性が残っている人は少数です。
そのため、もしかすると会社やら学校で今まで「なにお前は怒られてるのにヘラヘラしてるんだ。反省してるのか」なんて言われたことがある人はいるんじゃないでしょうか。
きっと自分でも楽しいはずがなく、なぜ笑ってしまうのか、笑っている自覚はないのに笑っていると指摘されてきたかもしれません。
かくいう私もジャパニーズスマイルを遺伝子に持つ一人です。
ヘラヘラするなみたいなことは別に経験したことないですけど、これを知ったときは脱帽でしたね。
この特性の解決方法は特に知らないんですけど、なんで笑っちゃうんだろうと思っている人がいたら「むしろ絶滅危惧種じゃん!レアじゃん!」って言ってあげたいなあ。
わからないことに、みんなと一緒じゃないことに、いら立ちを覚える気持ちはわかるけどね。
それでもこれは教師側や指導する大人が知っていさえすれば、簡単に理解が進んで変えられる環境だと思う。
怒らないで、知って欲しい。